図がないと解けない問題を家庭で練習するには
算数の図形や理科の回路は、文章だけでは問題になりません。家で練習しようとすると、同じ図の問題集を何度も解いて答えを覚えてしまう、 新しい図を用意するのが大変、という壁にぶつかります。ここでは3つの分野を例に、図の問題を家庭で練習するときの考え方をまとめました。
平面図形は「相似比」と「面積比」を分けて言う
例題: 相似な2つの三角形があり、辺の長さの比は 2:3 です。面積の比はいくつですか。
面積は「長さ × 長さ」なので、2 × 2 と 3 × 3 で 4:9 です。つまずきやすいのは、辺の比をそのまま面積の比だと思いこむことです。 辺の比が2倍なら面積は4倍になることを、方眼紙に実際に書いて確かめると納得しやすくなります。
補助線も、同じ図を何度も解くより、少しちがう図で「どこに線を引くと相似な三角形ができるか」を考えるほうが力になります。
電気回路はつなぎ方で明るさを比べる
同じ電池1個に同じ豆電球を2個つなぐとき、直列では1個のときより暗くなり、並列では1個のときと同じ明るさになります。 並列にすると、それぞれの豆電球に電池の力がそのまま届くからです。そのぶん電池は早くなくなります。
回路図は、電流の通り道を指でなぞるのがいちばんの練習です。とちゅうで道が分かれるところに印をつけるだけで、直列と並列の区別がつきやすくなります。
てこは「重さ × 支点からのきょり」で考える
例題: 支点の左30cmに20gのおもりをつるしました。右40cmに何gのおもりをつるすとつり合いますか。
左は 20 × 30 = 600 なので、右も 600 になればつり合います。600 ÷ 40 = 15 で、15gです。 式はかんたんですが、図のどこが30cmなのかを読みまちがえることが多いので、支点からのきょりを図に書きこむ習慣をつけましょう。
同じ図で数字を変えて、もう一度解く
図の問題は、答えを覚えてしまうと練習になりません。おすすめは、一度解いた問題の数字だけを変えて解き直すことです。 図の見方は同じで、計算だけが変わるので、「分かっていたのか、答えを覚えていただけなのか」がはっきりします。
まなびアプリでできること
プレミアムプランでは、算数と理科の発展単元のうち、図やグラフが必要な問題をAIが判定し、図版つきで生成します。 平面図形、立体図形、電気回路、てこ、滑車などを、数字を変えた類題で続けて練習できます。 図版つきの問題は、問題の準備ができた単元から順に出題します。 AIが作る問題にはまちがいがふくまれることがあるので、気になるところは保護者の方が確かめてください。